ギムレット
この春、村上春樹氏がハードボイルド小説の最高傑作、レイモンド・チャンドラーの「長い別れ」を再翻訳して出版されました。「ロング・グッバイ」 前回の翻訳者、清水俊ニ氏と一味違った村上流のタッチは、かなり厚手の本のわりに、とても読みやすく現代風に描写されております。
この物語の鍵になるカクテル「ギムレット」は小説の中で、通常のライムジュースを使用するのではなく、ローズ社のライムジュースを指定しております。
ローズ社のライムジュースは元々イギリスで開発されて、アメリカでもスタンダードジュースとして、どのバーでも飲む事ができます。
現在のローズ社のライムジュースはイギリス産の場合、酸味が強く、コクに欠けていて、風味豊かなアメリカ産の方がカクテルには向いている様に思われます。
残念ながら、日本国内ではなかなか目にする事はなく、扱っている輸入代理店もございません。ローズ・ギムレットを楽しみたい方は「バーフィフティーンもしくはバルアヴァン」にて用意しております。
チャンドラーの言う、本当のギムレットを体験して見てください。
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